当財団法人光線研究所は、炭素弧光による光線療法の研究を行い、その研究成果を普及振興し、不特定多数の国民の健康増進に寄与することを目的にしています。
この目的を達成するために以下の取組みを実施しています。
昭和16年(1941年) 4月
光線は全生物の父、全物体の母なり、即ち人類の日常生活に関係ある物体の一つとして光線に育まれざるものなしと謂ふべし。人類の健康、農産、畜産、海産、林産等に於いて、或いは物の保存、物の能率等、あらゆる部門に対して最も尊く、且つ重要なる存在たるは勿論にして、之が利用開発は他の何物よりも喫緊にして其の可能性は実に豊に、開拓の領域又無限大にして、人類の病根を絶ち健康を増進する等、実に其の活用にまつもの頗る多きを覚ゆ、然るに之が研究機関に至りては本邦未だ見るべきものなく、従って其の原理を究め利用範囲を的確に把握し能はざるを遺憾とす。
本財団を設立せんとする所以のもの即ち爰に存す。